PIST6 2023 ラウンド8は、5月25日(木)に最終日が行われた。準決勝では優勝候補の安倍大成が失格する波乱もあったが、決勝戦には実績あるベテラン勢や勢いある若手機動型が勝ち上がり、好メンバーの顔触れとなった。混戦の様相を呈していた中、残り2周前から仕掛けた長田龍拳が完全Vを達成した。2着には直線外を伸びた志智俊夫が入り、3着には第二先行となった安彦統賀が逃げ残った。
決勝戦のスタートポジションは先頭から志智俊夫-佐藤啓斗-安彦統賀-長田龍拳-加藤将武-伊藤信。レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避しても各選手の動きはなく、ペースが緩んだところを長田が一気にスパート。加藤がその仕掛けを追えず合わせて踏んだ安彦が2番手に嵌るも、長田との車間が空き第二先行のかたちになった。長田はそのまま後続を突き放し、影をも踏ませぬ逃走劇を披露した。
「(現行)競輪でもS級に上がってから優勝できていなかったし嬉しい。(決勝戦を振り返って)自分の前か後ろが動いたらすかさず行こうと思っていた。誰も動かなくても残り2周では行こうと思っていたし、しっかり仕掛けられた。後ろが離れているのはわからなかったけど、最初から全開で行って力勝負をしようと思っていたしその姿勢が勝利につながったと思う。(今シリーズを振り返って)調子は良かったし、力を出し切るレースはできたと思う。少し残念なのは安倍さん(準決勝で失格)と戦えなかったこと。強いし対戦してみたかった。今回の優勝の勢いを(現行)競輪にも持っていけたら」
積極策を貫く長田龍拳。昨年7月にS級へ昇級してからは厳しい戦いが続いていたが、徹底先行のスタイルを続けてついにPIST6での優勝を成し遂げた。次回は6月に行われる向日町F1に出走予定で、この優勝をきっかけにして現行競輪でもS級初優勝を目指す。
『若手機動型が台頭』
また今節は勢いある20代の若手の活躍が目立った。佐藤啓斗は前々に攻める走りで活路を見出し、1年振りとなる決勝進出を果たした。畝木聖は連日、6コースが続き厳しい戦いを強いられる中、シーズン通して3度の確定板入りを果たし、渋谷海は準決勝では果敢に先行し3着と意地は見せた。若手の台頭がファンを魅了し、今シリーズを大いに盛り上げた。
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