玉野競輪場の傾向を探る

7月16日から、玉野競輪場で「第18回サマーナイトフェスティバルG2」が開催される。今回は、3月に場内改修を経て開催を再開した玉野競輪場の傾向を探る。

バンク特徴~ナイターは自力選手に追い風?

※玉野競輪場ホームページより抜粋。

周長400m
最大カント30°37’33”
みなし直線47.9m
ホーム幅員10.3m
バック幅員9.3m
センター幅員7.5m

400バンクとしては円に近い形で、癖はなく走りやすいバンク。みなし直線は400mバンクの中では短い方だが、瀬戸内海に面しているため風の影響を受けやすく、必ずしも自力選手が有利とは限らない。特に、リニューアル後には1コーナーにホテルが新設され、より風の影響が強まることも予想される。

ただし、バックが向かい風になるのは冬場の開催で、夏場、しかもナイターの開催はそこまで風の影響は大きくない。そのため、日中開催よりは自力選手が多少有利になりそうだ。

決まり手傾向

続いては決まり手の傾向を見る。対象は3月~6月に開催されたS級戦合計67レース。

1着回数確率2着回数確率
逃げ811.9%逃げ1420.9%
捲り2131.3%捲り1319.4%
差し3856.7%差し1420.9%
マーク00.0%マーク2638.8%

また、ナイター・ミッドナイト時の決まり手は以下の通り。対象は3月~7月に開催された全150レース。

1着回数確率2着回数確率
逃げ4127.3%逃げ3020.0%
捲り3120.7%捲り1812.0%
差し7852.0%差し4429.3%
マーク00.0%マーク5838.7%

最後に、ナイターS級戦の決まり手は以下の通り。対象は19レース。

1着回数確率2着回数確率
逃げ210.5%逃げ421.1%
捲り526.3%捲り315.8%
差し1263.2%差し421.1%
マーク00.0%マーク842.1%

サンプル数が少ないために断定はできないが、S級戦ではやや差しが有利。ナイターになるとその傾向が強まる。ただし、ナイター・ミッドナイトに限ると逃げ切りも増えており、自力選手が有利なA級戦が含まれているとはいえ、日中開催との差は顕著。自力選手の粘り込みには注意が必要だ。

もう一つの特徴として、ナイター・ミッドナイト時はS級戦と比べても2着に差してくる選手が多い。高配当を狙うなら、決まり手としては「差し―差し」。先手ラインの番手選手―2着には別線の追い込み選手、という組み合わせが面白い。

トップ選手が集結するサマーナイトフェスティバルは、7月16日(土)~7月18日(祝・月)に玉野競輪場で開催。熱戦にご期待いただきたい。

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