奈良記念展望

奈良競輪場では2月2日(木)~2月5日(日)の日程で、開設72周年記念G3「春日賞争覇戦」が開催される。S級S班5名を中心に豪華メンバーの競演となる本開催を展望する。

脇本=古性の黄金タッグに死角なし!?

和歌山記念、豊橋記念と決勝ワンツーが続く脇本雄太(福井)、古性優作(大阪)に死角はないか。脇本は腰痛が出始めて状態がやや不安だが、順当な力勝負なら。番手古性は過去2開催でいずれも差し漏れただけに、直線の短い奈良バンクでどう差し込むか。

和歌山の雪辱を期す新田、続く佐藤

昨年のグランプリ、和歌山記念で脇本に完敗を喫している新田祐大(福島)だが、やられっぱなしでは終われない。ここまでのレース内容では工夫が必要も、うまく脇本を不発にする展開なら逆転一番手は当然。佐藤慎太郎(福島)がマーク続いてワンツーを狙う。

孤軍奮闘感否めぬ平原も地力で

平原康多(埼玉)は大宮記念の連覇が途切れ、リズムはあまり良くない上、ここは関東勢も手薄。それでも地力は無視できず、菊池岳仁(長野)諸橋愛(新潟)を前後に置いて何とか浮上を期したい。

脇本の独り舞台で終わらせたくない他の近畿勢

奈良記念と言えば三谷兄弟の牙城。今年も三谷竜生(奈良)、三谷将太(奈良)が参戦する。二次予選、準決勝は脇本マークも十分なだけに、意地で食らいつきたい。山田久徳(京都)も勝負権ある位置を回れそう。

少数精鋭の南関東が風穴を空けるか

南関東勢は少数精鋭。松井宏佑(神奈川)北井佑季(神奈川)が33バンクで自慢の先行力をフル稼働しよう。和田健太郎(千葉)がその後ろから見せ場を作る。

中四国・九州はやや劣勢か

中四国はやや劣勢の感。本来なら争覇級の太田竜馬(徳島)は落車明け、取鳥雄吾(岡山)は安定感に欠ける現状だけに。差し脚好調の柏野智典(岡山)もどこまで迫るか。九州勢は力ある園田匠(福岡)山田英明(佐賀)嘉永泰斗(熊本)に任せて浮上を狙う。

想定決勝メンバー

選手名登録地級班
脇本雄太福井SS
古性優作大阪SS
新田祐大福島SS
佐藤慎太郎福島SS
平原康多埼玉SS
三谷竜生奈良S1
和田健太郎千葉S1
松井宏佑神奈川S1
諸橋愛新潟S1

脇本は昨年決勝で7着に敗れたが、その時は中四国勢の中四国5車ラインの2段駆けがあった。今年も別線は何とか脇本を後方に置いて、勝負所で先に前々へ踏んでいきたい。

昨年の決勝の模様は、下記動画の10分52秒から(奈良競輪公式YouTubeチャンネル)。

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