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G2「第18回サマーナイトフェスティバル」決勝戦結果&回顧

第18回サマーナイトフェスティバル 決勝戦結果

G2「第18回サマーナイトフェスティバル」は今日決勝が行われ、広島98期の松浦悠士が優勝した。松浦は昨年に続きサマーナイトフェスティバル連覇。G2は通算3回目の優勝となった。2着には岩本俊介、3着には佐藤慎太郎が入った。払戻金は2車単が2-6で2,930円、3連単が2-6-7で18,980円

決勝戦回顧

初手は1新田7佐藤8山田5荒井9犬伏2松浦4森田6岩本3和田。残り2周半で6岩本が動き、それを追って9犬伏が一気に踏み込み主導権。3番手は打鐘手前で内を掬った8山田が入り、1新田は中団5番手付近を狙ったが6岩本に捌かれ後退。3番手捲った8山田も不発。直線は2松浦が番手から抜け出し、ゴール前強襲した6岩本を辛くも振り切った。

勝負のポイント➀犬伏の力強い先行

今年も夜王の称号は、犬伏湧也の強烈な先行を利した松浦悠士の頭上に輝いた。

決勝戦を一言でまとめると、犬伏の力強さと、松浦の執念が光った一戦だったと言えよう。初手は中団5番手を進んだが、真後ろの岩本俊介が早めに動いてくれたことで、犬伏にとっては仕掛けやすい形に。心配があるとすれば、先に切った岩本、もしくは山田英明が番手に絡むことだったが、犬伏の抜群のダッシュを持ってすればその可能性も低かっただろう。結果的にすんなり主導権を握る形となった。

別線で強敵視された新田祐大は最終ホーム5番手に追い上げる不可解な走りで、岩本に捌かれ勝負の蚊帳の外。こうなれば、中四国勢に絶好の展開だ。松浦が番手でギリギリまで後ろを引き付け、3番手に入った山田を不発にする。

あとは直線で前に踏めば大会連覇は目の前に思えたが…。

勝負のポイント②松浦の執念

3コーナー過ぎから、中団5番手を捌いていた岩本が猛烈な勢いで前に迫る。そして、直線半ばでは松浦を差し切る勢いで踏み込んだ。

しかしゴール寸前、松浦は強烈な一撃を岩本に見舞った。

ゴール直前、6岩本をブロックする2松浦。真後ろには5荒井がおり、一歩間違えば大量落車もあり得たシーンだ

この一発が無ければ、あるいは岩本が松浦を差し切っていたかもしれない。雨で濡れたバンク、しかもゴール直前の一番スピードが出るタイミングでこれだけのブロックを加えられたのは、外ならぬ松浦の勝利への執念だろう。犬伏の先行を無駄にしないためにも、決死の覚悟で放った一撃が、非常にわずかな差での優勝を手繰り寄せた。

犬伏がいれば中四国勢は安泰か!?

これで松浦はサマーナイトフェスティバル連覇。3年前の清水裕友の優勝を含めると、3年連続で中国勢がタイトルを獲得したことになる。

また、ビッグレース初登場となった犬伏が残したインパクトは絶大で、この3日間で早くもトップ選手の仲間入りを果たしたと言っても過言ではないだろう。そして、この上なく心強い味方を得た、松浦を始めとする中四国勢も今後躍進は必至。まずは、犬伏のG1デビュー戦となる西武園オールスターでの走りを楽しみに待つことにする。

ガールズケイリンフェスティバル決勝結果

同日11Rに行われた「ガールズケイリンフェスティバル2022」は、神奈川の佐藤水菜が優勝した。佐藤は昨年8月のアルテミス賞、5月のガールズケイリンコレクション京王閣に続く3度目のビッグレース制覇。昨年7月からの連続連対記録も29に伸ばした。2着には鈴木美教、3着には山原さくらが入った。

決勝進出選手の次回出走予定

優勝した松浦、3着の佐藤、4着の荒井は、8月9日~14日の西武園オールスターへ直行の予定。2着の岩本は7月29日~31日の松阪、5着の和田、7着の新田は7月23日~26日の佐世保記念。6着の犬伏、9着の森田は8月1日~3日の小倉、8着の山田は同日程の松山に参戦予定。

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競輪歴15年(みんなの競輪チーム 所属)

輪pedia 編集者兼ライターの「競輪歴15年」です。 長年培った知識を活かし、競輪に関する有益な情報を提供していきます。

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