29日、KEIRINグランプリ2勝・日本選手権4勝などの実績を挙げた近畿の名選手・村上義弘(京都73期)が引退を発表した。
村上は29日、報道関係者宛にコメントを公表。競輪を「自分の人生を救ってくれた」ものとした上で、選手・関係者・ファンに感謝の意を表した。
村上は1994年4月デビューの73期生。若手時代は徹底先行で活躍を示し、「先行日本一」の称号を得るまでに成長。2002年には28歳でG1初優勝を果たした(岸和田全日本選抜)。
翌2003年には一宮競輪場で開催されたオールスターも制覇。その後は一時スランプに陥ったが、2000年代後半から復調し、2010年には松戸日本選手権で、弟・博幸との兄弟ワンツーも果たした。
その後、自身も2011年に日本選手権を優勝。ダービーとの相性の良さは特筆もので、2011年、2013年、2014年、2016年と4度にわたって制覇している。
また、KEIRINグランプリは2012年、2016年と2度制覇。特に、指定練習中に落車・肋骨を骨折しながらも、単騎で捲って優勝を果たした2012年は、いまだに競輪ファンの間でも屈指の名勝負として語り継がれている。
若手時代の徹底先行に加え、番手も回る自在選手に転身して以降も、気迫を前面に出したレースぶりは「魂の走り」と呼ばれ、多くの選手・ファンから尊敬の念を集めた。
2019年末にS級S班から陥落以降もS級1班の座をキープし、G1戦線で戦い続けたが、今年は優勝0回と成績が低迷。6月以降は欠場がちとなり、50周年後節、55周年、59周年、64周年と4回優勝経験のある地元・京都向日町記念も病気欠場となっていた。
20年以上の長きに渡り、「魂の走り」で近畿地区を、そして競輪界を引っ張ってきたカリスマがバンクを去る。一つの時代が、また幕を閉じた。
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