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G1「第64回朝日新聞社杯競輪祭」決勝戦結果&回顧~新山響平がG1初優勝!

競輪祭G1 決勝戦結果

G1「第64回朝日新聞社杯競輪祭」は今日決勝が行われ、青森107期の新山響平が優勝した。新山はG1初制覇を果たすとともに、年末のKEIRINグランプリ出場権も獲得した。2着には郡司浩平、3着には小原太樹が入った。払戻金は2車単が4-2で1,900円、3連単が4-2-6で14,260円

決勝戦回顧

初手は前取りで大きくもつれたが、8坂井1平原2郡司6小原5荒井3新田4新山9守澤7成田。残り2周半から各ラインがけん制し合う展開となり、打鐘前2角で3新田が仕掛け、前で突っ張った8坂井を叩く。関東勢が内で抵抗し、番手がもつれかけたところに4新山が自力で発進。後ろが離れ、後方から捲った2郡司が猛然と前を追ったが、4新山のスピードは最後まで衰えず、2着以下を離して圧勝のゴールを飾った。

ラインの力を信じ、最後は自分の仕掛けで勝利を掴んだ新山響平が、昨年準優勝に終わったこの大会で見事リベンジ。年末の大舞台への切符も手に入れた。

まず展開は初手から大きくもつれる。新田祐大が前取りに動いたが、突っ張りを警戒した平原康多、郡司浩平がそれを許さず。約1周かかって、初手は関東→神奈川→北日本の並びとなった。この時点で坂井は新田の上昇に合わせて突っ張り、上手くいけば好位への飛び付き。一方の新田はいかに後ろを競らせないように前へ出るかが焦点となった。

打鐘以後の動き―北日本勢の見事な連携

新田が打鐘手前で一気に仕掛けると、それに合わせて坂井も突っ張り。前に出ることは許したものの、番手・新山の位置で粘り、平原もその後ろの守澤、あるいは成田の位置を狙ってきた。

3新田の後ろがもつれる最終ホーム。この後4新山は迷わず自力で捲る

ここからの北日本勢の動きが素晴らしかった。4新山は番手がもつれそうと見るや、最終ホーム過ぎで迷わず番手捲り。9守澤も一旦捌かれかかった平原を再度内に封じこめ、4番手の成田も平原を極めて仕事をさせなかった。結果として、守澤は新山の驚異的なダッシュに離れてしまったものの、前の新田を含めた全員が自分のするべき動きを行った結果、新山が仕掛け遅れることなく後続を離すことができたのではないか。

それにしても、守澤さえちぎってしまう新山のダッシュは何回見ても驚異的。スピードの出やすい小倉バンクとの相性も相まって、今シリーズは鮮烈な印象を残す結果となった。昨年は同期・吉田拓矢の後塵を拝する結果となったが、その悔しさも晴らす見事なリベンジ。これでグランプリは北日本勢4車となり、恐らくはどのようなライン構成でも先頭で引っ張ることになるだろう。今から12月30日が楽しみとなった。

2着に入った郡司は前が踏み合う理想的な捲り展開となったが、新山のスピードが衰えず2車身差までが精いっぱい。しかし、1年間通してハイレベルな戦いを続けてきた内容は立派なもの。今年こその思いで年末・地元の大舞台に挑む。関東勢は坂井・平原共に奮戦したが、北日本勢の数的有利に屈する形に。それでも今節は共に存在感たっぷりの走りを見せた。坂井は来年へ、平原は年末へ改めて期待がかかる節間だったといえる。

決勝進出選手の次回出場予定

通例、GP出場を決めた選手は12月の記念開催を走ることは多くはない。優勝した新山は12月8日~の松戸記念、2着の郡司は同15日~の広島記念、6着の平原は同3日~の高松記念に斡旋が入っているが、出場は不透明。5着の守澤、9着の新田はすでに12月の斡旋はなく、グランプリへ向けた調整を行っていく。3着の小原は12月9日~の別府、4着の荒井は同7日~の和歌山、7着の成田は同5日~の大宮、8着の坂井は広島記念に出場を予定している。

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競輪歴15年(みんなの競輪チーム 所属)

輪pedia 編集者兼ライターの「競輪歴15年」です。 長年培った知識を活かし、競輪に関する有益な情報を提供していきます。

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