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G1「第63回朝日新聞社杯競輪祭」決勝戦結果&回顧~吉田拓矢が初のG1タイトル!

競輪祭G1 決勝戦結果

G1「第63回朝日新聞社杯競輪祭」は今日決勝が行われ、茨城107期の吉田拓矢が優勝した吉田はG1初優勝、逆転でKEIRINグランプリ2021の出場を決めた。2着には新山響平、3着には園田匠が入った。払戻金は2車単が7-5で6,700円、3連単が7-5-4で55,370円

決勝戦回顧

初手は1北津留翼4園田匠5新山響平8渡邉一成3松浦悠士―2郡司浩平―9古性優作6山田久徳7吉田拓矢。残り2周半で9古性が動くが、2郡司がそれを制して前へ。打鐘手前で9古性が再度前へ出たところへ5新山がカマして主導権。2郡司は内を潜って6山田を捌く。3番手から捲った9古性、中団から追い上げた3松浦は共に不発。直線は5新山が粘り込みを図るところへ、後方から捲り追い込んだ7吉田がそれを捕らえて優勝のゴールを切った。

グランプリ出場へ正念場だった吉田拓矢が、自力で出場を決める優勝。プレッシャーを跳ね返し、初のタイトル奪取となった。

初手は大方の予想通り北津留翼が前取り。主導権濃厚の新山響平が前中団に入り、単騎の選手と近畿勢は後ろ中団以降となった。残り2周半と早めの段階で古性優作が上昇し、郡司浩平と前を争う。狙いはもちろん、この後にカマしてくるであろう新山の後ろ。少しもつれたが、結果的に古性が前に出て、新山がその上を叩いて先行態勢に入った。

ここで優勝した吉田の動きを見ると、実は対応が全て後手後手に回っている。近畿勢の後ろを狙おうとしたところを郡司に割り込まれ、さらに上がってきた松浦悠士にも位置を奪われ、7番手で鐘を聞いている。しかし結果として、ここで余計な脚力を使わなかったことが、直線の伸びに繋がったと言える。

打鐘、3松浦に割り込まれて7番手に引く7吉田。しかしここで脚力を使わず、サラ脚で回れたことが大きい

新山と古性は踏み合う形となったが、結果的に新山がねじ伏せて先行。郡司は古性の後ろの山田久徳を捌いて4番手をキープ。この時点では絶好位をキープした古性、郡司が捲って前へ出るかと思われた。

しかし、ここからの新山の先行が掛かっていた。最終バック捲った古性は全く車が出ず、中団から追い上げた松浦の行き脚も鈍い。両者が中団でバッティングしてしまったことで、4番手の内にいた郡司は行き場を失ってしまい。結果として有力どころが中団でまとめて潰し合う形となってしまった。

こうなってしまうと前で逃げる新山に絶好かと思われたが、打鐘で古性と踏み合ったことで脚を使わされている。番手絶好は渡邉一成だが、ホームで古性に絡まれてこちらもダメージを受けている。そこに伸びてきたのが、ほぼサラ脚で後ろを回っていた吉田だった。最終的に、全く不利を受けずに、なおかつ勝負権のギリギリある位置を回っていた吉田が、直線鋭く伸びて優勝のゴールを飾る、という結末を迎えた。

「4着以上でグランプリ出場確定」という条件をもちろん本人もわかっていたであろう吉田拓矢。焦りが少しでも芽生えていたならば、一つでも前の位置を取ろうと早い段階から脚を使い、無駄な位置取りで勝負権を無くしていたかもしれない。しかし、冷静に前の戦況を見守り、適切なタイミングで仕掛け、前を捕らえた。この冷静さは、今年高松宮記念杯準優勝などの経験がもたらしたものだろう。吉田自身、大きな飛躍を遂げる1年となったことは間違いない。これで、グランプリは平原康多・宿口陽一との連携が決定。3車で挑むグランプリ、久々に関東へ年末の大舞台の称号をもたらすことができるか。今から注目が集まる。

一方、理想的なレース運びを見せながらも最後は同期の強襲に屈した新山響平も、今開催を大きく沸かせた一人。先行が有利な小倉バンクで、自慢の機動力を存分に見せる形となった。目の前で初タイトルを奪取される悔しい結果とはなったものの、G1を優勝する力があることを改めて示した。今後は、この先行力を武器に、安定してG1決勝戦に乗れるよう、更なるレベルアップが求められる。

まとめ

吉田拓矢の優勝で幕を閉じた「朝日新聞社杯競輪祭」が終了し、今年もあと1カ月。年末のKEIRINグランプリの前にも、グレードレースが目白押しとなる。次回のグレードレースは明後日・11月25日(木)から開催される、武雄競輪G3「施設整備等協賛競輪 飛龍賞」。どうぞお楽しみに。

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競輪歴12年(みんなの競輪チーム 所属)

輪pedia 編集者兼ライターの「競輪歴12年」です。 長年培った知識を活かし、競輪に関する有益な情報を提供していきます。

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