第65回オールスター競輪 決勝戦結果
G1「第65回オールスター競輪」は15日決勝が行われ、福井94期の脇本雄太が優勝した。脇本は2018年のいわき平に続き、2度目のオールスター制覇。G1は通算7回目の優勝となった。2着には松浦悠士、3着には守澤太志が入った。払戻金は2車単が9-2で1,210円、3連単が9-2-3で4,720円。
決勝戦回顧
初手は6寺崎9脇本1古性2松浦5吉澤8新山4小松崎3守澤7成田。赤板で8新山が上昇すると、6寺崎が突っ張る構えを見せる。2松浦が空いた内を掬い、9脇本を捌いて番手に収まる。6寺崎2松浦8新山の並びとなり、最終バックで2松浦が番手捲り。そのまま押し切りを狙うところへ、自力で捲り追い込んだ9脇本が強襲し、ゴール前でかわし去った。
圧倒的な個の力―「ケイリン」が「競輪」と破った一戦
大前提として、今回戦ったのは先行有利が基本の西武園である。そして決勝、最も技術を見せたのは間違いなく松浦悠士だった。赤板で一瞬の隙を突き、近畿ラインの分断に成功。最終バックで先行の番手という絶好の形を築き、後は番手捲りで押し切るだけだった。
それでも、である。一旦は8番手まで車を引き、並の選手なら文句なく捲り不発となろう展開を、脇本雄太はたったの半周で覆してしまった。
正直、脇本のレース内容としては、評価できる点の方が少ない。「近畿の選手」としてなら尚更、である。しかし、G1決勝という舞台である以上、多少の内容の悪さは捨てて、最後は勝ちに徹すれば良い。その割り切りの良さが、最終的な勝利につながったと言える。無理に脚を使って追い上げれば、外併走で松浦に捌かれて不発となるか、小松崎あたりの捲りを食らう可能性もあった。
それに対し、上でも述べた通り松浦のレース内容はほぼ完璧だった。「競輪」として最高のレースをしたと言って良い。
その最高の「競輪」選手を、力技で持ってきた「ケイリン」の選手が打ち破った。絶対的な個の力の差がそこにはあった。
他に回顧すべき点を挙げるとするならば、新山の抑え方の問題。本人がレース後のコメントで、「脇本さんのところで勝負しようと」したと明かしており、カマシ気味に抑えるのではなく、外併走気味から番手に飛び付く構えだったことが分かった。今回は寺崎の後ろに松浦が入っていたことでその作戦は瓦解したが、この作戦が成功していれば、またレース展開は違ったものになっていただろう。
決勝進出選手の次回出走予定
優勝した脇本、6着の小松崎、8着の成田は8月22日~24日の立川F1に斡旋がある。2着の松浦、7着の吉澤は8月20日~23日の富山記念。3着の守澤は8月25日~28日の小田原記念。5着の新山は9月8日~11日の青森記念。4着の古性は9月16日~19日の共同通信社杯に直行を予定している。
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