G2「第5回ウィナーズカップ」 決勝戦結果
G2「第5回ウィナーズカップ」は今日決勝が行われ、山口105期の清水裕友が優勝した。清水のG2優勝は昨年のサマーナイトフェスティバル以来2度目。2着には古性優作、3着には松浦悠士が入った。払戻金は2車単が⑨④で2,240円(8番人気)、3連単が⑨④②で16,060円(58番人気)。
決勝戦回顧
初手は⑦深谷―③郡司―②松浦―⑨清水―①山田―⑥高橋―⑤守澤―④古性―⑧稲川。残り2周半で④古性、⑥高橋が動き、赤板ホーム過ぎで⑥高橋が前を切って先行態勢。②松浦が打鐘から巻き返すと、逃げる⑥高橋の番手に追い上げ、⑤守澤を捌いて2番手に入り込む。最終バックで②松浦が捲り、直線はその番手から⑨清水が追い込んで優勝。2着には中を割って④古性が追い込み、②松浦は3着だった。
昨年とは逆の並びとなった中国コンビが見事な連携を見せ、最後は清水裕友が悠々と抜け出して勝利。ゴールデンコンビ復活を印象付けた。
一番最初に動いたのは、初手を控えた大阪勢。古性優作の狙いは明白で、一旦インを切ってから高橋晋也の上昇を待つ作戦だった。型通り赤板で前へ出ると、高橋がすかさず巻き返して先行態勢。古性は注文通り3番手をキープし、ここまでは各ラインの思惑通りの運びだった。
しかし、松浦悠士の巻き返しも早い。打鐘を合図に中団から仕掛け、前を叩く勢いで上昇する。すると、高橋のダッシュに一瞬番手の守澤太志が口が空いてしまった。この隙を見逃さなかった松浦の慧眼が、中国勢勝利の要因だった。すかさず番手に追い上げ、脚の差でそのまま2,3番手を確保。この時点で、中国勢に展開は出来上がった。
あとは番手に収まった松浦が捲りを放ち、難なく追走を決めていた清水が抜け出しにかかる。南関勢や単騎山田の巻き返しは不発。直線は清水が、中を突いて強襲した古性の追い上げを退けて優勝のゴール。G2・2度目の優勝を飾った。
今シリーズ、不調の松浦と好調な清水の動きの差は明白で、準決勝でも番手捲りを放った松浦を清水が後ろから差し込んでいた。それだけに決勝戦の並びは意外だったが、地力に任せて松浦が見事な仕掛け。巧さも見せ、しっかりとレースを作った。最近のビッグレースでは南関勢にしてやられる場面も多かった”ゴールデンコンビ”だったが、この開催で見事に復権。今後も、この2人でいくつタイトルを積み上げていくのか、タイトルの”たらい回し”にも注目が集まる。
一方で、人気を分け合った南関勢は全くの見せ場なく終わってしまった。深谷知広は終始8番手に置かれて仕掛けられず、あの形ではさすがの郡司浩平でも成す術無し。打鐘で松浦に先に出られてしまっては、仕掛けようにも仕掛けられない。いつもの深谷なら、あのタイミングで一気にスパートを仕掛けられるのだが…。厳しいコンディションが心の迷いを生じさせたか。
2着に入った古性は、持ち味の俊敏な立ち回りで見せ場を作った。中国勢に番手捲りを打たれる展開では頭までは届かなかったが、それでも一角を崩した直線の伸びは見事。あとはもう少し展開が向けば、悲願の初タイトルをいつ掴んでもおかしくない。
ガールズケイリンコレクション結果
同日9Rにはガールズケイリンコレクション松阪ステージが争われた。人気対抗の高木真備が落車する波乱の展開となったが、最後は人気の児玉碧衣(福岡)が捲り快勝。2019年松戸、2020年福井に次ぐ3度目のガルコレ制覇を飾った。
まとめ
清水裕友の優勝で幕を閉じたウィナーズカップが終了し、いよいよ4月からは2021年度の開催が始まる。新年度最初のG3開催は、4月3日(土)から開催される四日市ナイターG3「ベイサイドナイトドリーム」。どうぞお楽しみに。
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