競輪界に6つある最高峰のレース「GI」。その年の「GI戦線の幕開け」を告げる重要な大会が、毎年2月に開催される「読売新聞社杯全日本選抜競輪(よみうりしんぶんしゃはい ぜんにほんせんばつけいりん)」です。

ファンや関係者の間では「全日本選抜」の愛称で親しまれるこの大会は、その年で最初の「KEIRINグランプリ」出場権(切符第1号)をかけた、極めて熱い4日間のスピードバトルです。さらに、他のGIにはない「各都道府県の代表が必ず選出される」という、オリンピックや国体のような独自の選考ルールを持っています。

本記事では、JKA等の資料を基に、全日本選抜競輪の基本情報から、独自の選考基準、歴史、勝ち上がりシステム、そして車券予想に役立つポイントまでを徹底的に解説します。


1. 全日本選抜競輪の基本情報

全日本選抜競輪は、毎年2月中旬頃に開催される4日間のGI競走です。新シーズンが始まって最初に開催される最高格付けのレースであり、ここでの優勝者がその年の「KEIRINグランプリ出場一番乗り」を果たします。

まずは、大会の基本的なデータを以下の表にまとめました。

項目詳細情報
正式名称読売新聞社杯全日本選抜競輪
格付けGI
開催時期毎年2月中旬頃(4日間)
参加選手数正選手108名(補欠8名)
時間帯主に日中開催(開催場によって一部異なる場合あり)
優勝賞金約4,000万円前後(副賞含む)
開催場全国各地の競輪場による持ち回り開催

新春の熱気が残る中、その年の動向を占う意味でも、競輪ファンなら絶対に目が離せないビッグレースです。


2. 最大の特徴!「都道府県選抜」とおらが街の代表戦

全日本選抜競輪が他のGIレースと決定的に異なるのは、その選考思想にあります。この大会は「各都道府県から満遍なくトップ選手を選抜する」という、地域性を強く打ち出したコンセプトを持っています。

「都道府県代表」が必ず1名以上選ばれる

通常のGIレースでは、純粋に全国の競走得点(アベレージ)の上位者や、特定の選考基準を満たした選手だけでメンバーが固められます。そのため、選手層の厚い地区(関東や南関東、近畿など)の選手が大半を占め、選手層の薄い県の選手は出場すら難しいのが現状です。

しかし、全日本選抜競輪では「各都道府県において、選考期間内の平均競走得点が第1位の選手」が最優先で1名ずつ選出(※S級在籍が条件)されます。

これにより、「我が地元の県の代表選手」を応援するという、国体や甲子園のような、他のレースにはない郷土愛に満ちた応援の構図が生まれるのです。


3. 一次資料に基づく厳格な選考基準

JKAが発表している公式の選考基準(優先順位)は以下の通り定められています(選考期間は前年の概ね6か月中)。最大108名の枠の中に、実力と地域性が絶妙にブレンドされる仕組みです。

  1. S級S班在籍者(競輪界の最高峰9名)
  2. 過去の全日本選抜競輪において3回以上優勝した者(開催時S級1班)
  3. 選考期間において2か月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した者(開催時S級1班)
  4. 各都道府県において平均競走得点が最上位の者(各都道府県から1名ずつ、計47名枠)
  5. 各地区(北日本・関東・南関東・中部・近畿・中国・四国・九州)の選考期間における平均競走得点上位者(※都道府県代表を除く)

この基準があるため、競輪界トップのS班だけでなく、「FI開催(一般シリーズ)で地元地区を引っ張るエース級の選手」までが一堂に会し、泥臭くも熱いプライドをかけた戦いが展開されます。


4. 全日本選抜競輪の歴史とルーツ

格式高い全日本選抜競輪には、40年を超える深い歴史と変遷があります。

1985年の創設と読売新聞社杯

本大会は1985年(昭和60年)、前橋競輪場(当時はドーム化前)にて第1回大会が開催されました。

当時、競輪の特別競輪(現在のGI)をさらに盛り上げ、全国的なファンの関心を高めるために、読売新聞社から社杯が授与される形で新設されました。

開催時期の変遷:12月から2月へ

創設当初は、1回目から長らく「12月」に開催されていました。当時は、その年の最後を締めくくる特別競輪としての位置づけでした。

しかし、2001年(平成13年)からは「8月」へと開催時期が真夏に移行し、さらに2013年の第28回大会(松山)からは、現在の「2月開催(新シーズンの開幕戦)」へと定着しました。この時期変更により、「今年最初のGP切符を誰が掴むか」という、現在のスリリングなテーマ性が確立されたのです。


5. 4日間の勝ち上がりシステムと優秀競走「スタールビー賞」

大会は4日間の短期決戦で行われ、初日・2日目の予選をいかに有利に進めるかが鍵となります。

① 初日:特別選抜予選(3レース)

初日のメインとして、選考順位上位の27名(9名×3レース)による「特別選抜予選」が行われます。

  • 最大のメリット: ここで1着〜3着に入った合計9名の選手は、2日目の最高格式レースである優秀競走「スタールビー賞」への出走権を獲得します。スタールビー賞に選ばれた9名は、失格等のペナルティがない限り、着順に関係なく3日目の「準決勝」への進出が無条件で確定します。

② 2日目:優秀競走「スタールビー賞」

初日の激戦を突破した9名による豪華な一戦。準決勝進出が確定しているため、選手たちは仕掛けのタイミングを恐れず、本番さながらの超ハイスピードな自力勝負を披露します。

勝ち上がりの流れ

  • 初日: 特別選抜予選(3R)/ 一次予選(9R)
  • 2日目: スタールビー賞(1R)/ 二次予選(6R)
  • 3日目: 準決勝(3R)※各レースの1着〜3着(計9名)が決勝へ
  • 最終日: 決勝戦(第12レース)※一発勝負で当年の「最初のGI覇者」が誕生

6. ブログ読者に教えたい!車券予想のヒント

最後に、全日本選抜競輪の車券を攻略するための具体的なポイントを解説します。

  • 「冬期(2月)」の気候とバンクコンディション:2月という真冬の時期に開催されるため、防寒対策による選手の体の重さや、冬特有の強風(特にバックストレッチでの向かい風など)がレース展開に強烈な影響を与えます。風が強いバンクでは、長い距離をもがき続ける「逃げ選手」が末をなくし(失速し)、後ろの「追い込み選手」の差し目が決まりやすくなるため、開催される競輪場の気候特性を直前までチェックすることが不可欠です。
  • 「都道府県代表枠」の選手の思惑を読む:選考基準の関係上、普段GIにあまり出場できない県の代表選手(FIを主戦場にしている選手)も走ります。彼らはトップのS班相手に、ラインの厚みや個人のスピードで劣るケースがありますが、失うものがないため「一発大穴を狙った強烈な捲り」や「インコースの強襲」を狙ってくることがあります。実力差だけで一蹴せず、近況の調子が良い地方の実力者は、3連単の穴ヒモとしてマークしておくと万車券に繋がります。
  • 新シーズン最初の「仕上がり」を見極める:年末のKEIRINグランプリが終わり、選手たちにとっては新しい1年のスタートです。お正月休みの過ごし方や、冬期の計画的なトレーニングによって、仕上がりの良し悪しがハッキリと分かれる時期でもあります。初日の一次予選や特別選抜予選での選手の「動き(踏み直しの軽さ、ダッシュの鋭さ)」をよく観察し、調子の良いラインを中心に組み立てるのが的中への近道です。

まとめ

新シーズンの幕開けを華やかに飾る「読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」。

  1. その年最初の「KEIRINグランプリ」出場内定者が決まる緊迫の4日間。
  2. 「都道府県選抜」というおらが街の代表戦がもたらす、独自のドラマと応援の熱気。
  3. 2日目の優秀競走「スタールビー賞」を巡る、初日からの激しいポイント・着順争い。

真冬の寒さを吹き飛ばすような、全国のトップレーサーたちによる限界突破のスピードバトルを、ぜひリアルタイムのライブやネット投票で体感してください!

免責事項

本記事はAI(人工知能)によって自動作成されたコンテンツです。情報はJKA・競輪公式サイト(keirin.jp)の公式発表を含む一次資料をベースに、正確を期して作成しておりますが、その内容の正確性、完全性、最新性を永続的に保証するものではありません。また、レースの賞金額や出場条件のルール、過去の傾向などは作成時点(2026年5月)のデータに準拠しています。本記事の情報を利用した結果(車券の購入や投資など)生じた損害やトラブルについて、製作者および提供者は一切の責任を負いかねます。実際の競輪開催情報や出走選手、オッズ等については、必ず競輪公式の最新発表をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任において行ってください。