広島競輪開設73周年記念「ひろしまピースカップ(G3)」レース展望

※2025年12月18日時点の情報となります※
新生・アーバンサイクルパークス広島で刻まれる新たな歴史
2025年12月20日(土)から12月23日(火)までの4日間、広島競輪場において開設73周年記念「ひろしまピースカップ(G3)」が開催される。
今回の開催は、大規模な再整備工事を終えてリニューアルオープンした「広島競輪場(アーバンサイクルパークス広島」」における、3年ぶりの本場記念開催という記念すべき一戦。新しく生まれ変わったバンクを舞台に、全国から集結するトップレーサーたちが4日間の熱き戦いを繰り広げる。
シリーズ展望:新装バンクで見せるS級トップの競演
今シリーズは、2025年シーズンのG3開催の締めくくりとして、非常に層の厚いメンバーが顔を揃えた。
最大の注目は、新しくなった走路のコンディションだ。全面改修された400mバンクは、以前の面影を残しつつも、最新の舗装技術により「高速戦」が予想される。この新バンクをいち早く攻略し、主導権を握るのはどのラインか。
【地元・中四国勢】結束力で新バンク初Vを狙う
地元広島勢を中心に、中四国ラインの結束力は今節も強固。
地元の中心を担う松浦悠士(広島)、爆発的な機動力を誇る犬伏湧也(徳島)、そして若手先行の筆頭格である町田太我(広島)や太田海也(岡山)といった、自力・番手ともに隙のない陣容。
北日本・東日本のスピードスターが対抗
本開催は、SS班をはじめとする強力なメンバーが参戦する。
北日本からは、徹底先行のスタイルを貫く新山響平(青森)が登場。新バンクの特性を活かした高速先行で別線を圧倒するか。また、南関東の岩本俊介(千葉)など、百戦錬磨のベテラン勢も虎視眈々とVを狙っており、激しい優勝争いが展開されることは間違いない。
施設情報:アーバンサイクルパークス広島として再始動
3年の歳月を経てリニューアルされた広島競輪場は、単なるレース場にとどまらない「都市型サイクルパーク」へと進化した。
- バンク特徴: 400m。基本形状は変えずとも、舗装の一新により「軽さ」が期待される。海沿い特有の「風」の読みが、勝敗を分ける鍵となる。
- 観戦環境: 快適性が向上したスタンド席や、新設された施設など、ファミリー層や新たなファンも楽しめる空間へと生まれ変わった。
注目選手一覧
| 選手名 | 府県/期別 | プレースタイル |
| 松浦 悠士 | 広島・98期 | 卓越したレース勘と捌きで、地元勢を牽引する。 |
| 新山 響平 | 青森・107期 | S級屈指の先行力。新走路での突っ張り先行に注目。 |
| 犬伏 湧也 | 徳島・119期 | 圧倒的なダッシュ力を武器に、別線を一気に粉砕する。 |
| 町田 太我 | 広島・117期 | 地元の若手自力型。積極的な仕掛けでラインを活性化させる。 |
| 太田 海也 | 岡山・121期 | 世界レベルのスピード。異次元の捲り出しは必見。 |
総括
3年ぶりに広島の地で行われる記念開催。
新施設とともに歩み出す「ひろしまピースカップ」は、これまでの伝統を継承しつつ、次世代の競輪シーンを予感させる熱戦となるだろう。2025年を締めくくるにふさわしい、最高峰のスピードバトルにぜひご観戦ください。
【開催概要】
- 大会名: 広島競輪開設73周年記念 ひろしまピースカップ(G3)
- 開催日: 2025年12月20日(土)~12月23日(火)
- 場所: 広島競輪場(アーバンサイクルパークス広島)
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