新生・アーバンサイクルパークス広島で刻まれる新たな歴史

2025年12月20日(土)から12月23日(火)までの4日間、広島競輪場において開設73周年記念「ひろしまピースカップ(G3)」が開催される。

今回の開催は、大規模な再整備工事を終えてリニューアルオープンした「広島競輪場(アーバンサイクルパークス広島」」における、3年ぶりの本場記念開催という記念すべき一戦。新しく生まれ変わったバンクを舞台に、全国から集結するトップレーサーたちが4日間の熱き戦いを繰り広げる。


シリーズ展望:新装バンクで見せるS級トップの競演

今シリーズは、2025年シーズンのG3開催の締めくくりとして、非常に層の厚いメンバーが顔を揃えた。

最大の注目は、新しくなった走路のコンディションだ。全面改修された400mバンクは、以前の面影を残しつつも、最新の舗装技術により「高速戦」が予想される。この新バンクをいち早く攻略し、主導権を握るのはどのラインか。

【地元・中四国勢】結束力で新バンク初Vを狙う

地元広島勢を中心に、中四国ラインの結束力は今節も強固。

地元の中心を担う松浦悠士(広島)、爆発的な機動力を誇る犬伏湧也(徳島)、そして若手先行の筆頭格である町田太我(広島)や太田海也(岡山)といった、自力・番手ともに隙のない陣容。

北日本・東日本のスピードスターが対抗

本開催は、SS班をはじめとする強力なメンバーが参戦する。

北日本からは、徹底先行のスタイルを貫く新山響平(青森)が登場。新バンクの特性を活かした高速先行で別線を圧倒するか。また、南関東の岩本俊介(千葉)など、百戦錬磨のベテラン勢も虎視眈々とVを狙っており、激しい優勝争いが展開されることは間違いない。


施設情報:アーバンサイクルパークス広島として再始動

3年の歳月を経てリニューアルされた広島競輪場は、単なるレース場にとどまらない「都市型サイクルパーク」へと進化した。

  • バンク特徴: 400m。基本形状は変えずとも、舗装の一新により「軽さ」が期待される。海沿い特有の「風」の読みが、勝敗を分ける鍵となる。
  • 観戦環境: 快適性が向上したスタンド席や、新設された施設など、ファミリー層や新たなファンも楽しめる空間へと生まれ変わった。

注目選手一覧

選手名府県/期別プレースタイル
松浦 悠士広島・98期卓越したレース勘と捌きで、地元勢を牽引する。
新山 響平青森・107期S級屈指の先行力。新走路での突っ張り先行に注目。
犬伏 湧也徳島・119期圧倒的なダッシュ力を武器に、別線を一気に粉砕する。
町田 太我広島・117期地元の若手自力型。積極的な仕掛けでラインを活性化させる。
太田 海也岡山・121期世界レベルのスピード。異次元の捲り出しは必見。

総括

3年ぶりに広島の地で行われる記念開催。

新施設とともに歩み出す「ひろしまピースカップ」は、これまでの伝統を継承しつつ、次世代の競輪シーンを予感させる熱戦となるだろう。2025年を締めくくるにふさわしい、最高峰のスピードバトルにぜひご観戦ください。


【開催概要】

  • 大会名: 広島競輪開設73周年記念 ひろしまピースカップ(G3)
  • 開催日: 2025年12月20日(土)~12月23日(火)
  • 場所: 広島競輪場(アーバンサイクルパークス広島)

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