稲村成浩が引退

2001年の松戸日本選手権を制した稲村成浩(52・群馬69)が現役を引退することが分かった。

父は特別競輪(現G1)2回の優勝を誇る稲村雅士(16期)。アマチュア時代から世界選手権等で実績を残し、日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)69期を在校1位の成績で卒業。1992年4月にデビューすると、わずか半年でS級に昇級し、同年11月の一宮42周年後節で当時史上最速のG3優勝を達成した。

その後、2001年の松戸日本選手権でG1初優勝。表彰式で観戦に訪れていた父へ向けて、「親父…やったぞ!」と涙ながらに報告したシーンは、今もファンの間で語り継がれている。

その後も2019年までG1の常連として息の長い活躍を続けたが、近年は腰痛の影響もありS級とA級の昇降級を繰り返していた。今年前期はS級でレースに出走していたが、4月以降は欠場が続いていた。事実上のラストランは4月23日の西武園2R・S級一般(2着)。

通算成績は2336戦472勝、優勝72回。主な優勝実績は2001年日本選手権(松戸)、1999年ふるさとダービー佐世保、2001年ふるさとダービー富山。

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